2016年 04月 13日
都のソンクラン(タイ正月2016) |
連日の熱帯夜。
4月に入ってからは猛暑と言っても良いくらい、暑い日が続いている。
タイではもっとも気温の上がる時期だから理解できなくもないのだが、
今年は近年にないくらい、朝から猛暑が続いている。
タイ正月、ソンクラン。
今年は会社カレンダーの関係と自分のスケジュールの関係で
サラブリ行きを取りやめ、首都バンコクでソンクランを迎える
ことになった。
バンコクで過ごすのはタイに戻ってきて以来、初めてのことだ。
都のソンクランがどんな様子なのか、コアな時間帯を体験できると
思い、昼から外出してみた。
軍事政権が政治を担うようになって、年々規制が厳しくなってきた
水掛けの行事。まあこれまで随分と行き過ぎた一面もあったから、
悪いことばかりではないと思うが、あまり締め付け過ぎるのも
どうなのだろうと疑問に思っていた。
ただ、この今年もソンクランはまた状況が違っている。特に田畑の
ある地方において水不足が深刻化しており、農業従事者が大変に
苦労をしているということ。
そんな水不足に苦しんでいる地方のお百姓さんたちを差し置いて、
バンコクだけ水をじゃんじゃん使ってよいのか?という議論は当然
沸き起こっており、今年もだいぶ制約が課されている。
かといって全面的に禁止にもできない。また、この伝統行事に参加
したくてわざわざ海外からやってくる観光客のこともあるから
現政権としては随分と対応に苦慮したことだろう。
まだ初日なので何とも言えないが、きわめて抑制のきいた水掛けに
なっている。ある程度指定された場所で集中的に行われており、
みんなある程度の節度を持ってそれぞれ楽しんでいるようだ。
通りかかる人通りかかる人にむやみにかけるようなことはせず、
その辺は礼儀正しい。もっとも事情のよく分からない小さな子供たちは
無差別に水をかけてしまうかもしれないが。
こちらもいつもの恰好で普通に歩く、シーロム通りやカオサーン通り
など行かなければ水をかけられることはない。
アロハシャツを着て、サンダルを履いて、水鉄砲を持って歩いていたら
”ファイティングポーズ”をしているということで相手もかけてくるだろう。
通りのどこでもやって大騒ぎしていた数年前のことを知っている人に
したら物足りないと感じるかもしれないが、私は今回のような決められた
場所・時間で参加したい人は参加する、というスタイルは歓迎する。
特に人が多くなりすぎてタイ人も外国人も多数寄せ集まって暮らしていて
広い場所もそれほどないようなバンコクでは無礼講よろしく無制限に
行わせることはもう困難になっている。
いろんなアプローチの仕方があってよいと思う。楽しみ方は人それぞれ。
異常なくらい、暑いのだけど、家にこもっりっぱなしも勿体ない。
明日もあさっても外に出てソンクランを満喫したい。
どこかでエアコンの効いたショッピングモールにでも飛び込んで
涼みつつ、あと数日間のタイ正月イン・バンコクを楽しみたいと思う。
by scolors2549
| 2016-04-13 23:51
| Red(日常)
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