2017年 12月 17日
タイの線路を追って(60) ~泰緬鉄道の残像~ |
ナコーンパトム駅までは行ったがその先はまだ探索していなかった。
泰緬鉄道、戦場にかける橋で有名なこの駅。
学生時代に一度だけこの先の例の有名な橋は訪れたことが有る。
このカンチャナブリ駅の前、道を挟んで連合国軍兵士の外国人共同墓地と
合わせ、当時はなんとも複雑な気持ちでこの地を訪れたことを記憶している。
何のために敷かれた鉄路なのか、どういった歴史背景があるのか。
これがチャイナやコリアの史跡で有ればもっと強烈な反日のスポットになって
いただろう。
タイの場合はその点したたかで、物資輸送に使われた蒸気機関車や鉄路を
モチーフにしたグッズが溢れ、それで生計を立てているようところがこの
地にはある。
日本人の私としてはその点についていろいろと思う所はあるのであるが
どうもすっきりした気持ちでこの駅を訪れるということには今回もやはり
ならなかったのである。
既に70年、80年近い過去のことであり、全部が全部我が祖国に非が有ったとは
到底思えない。当時の時代背景、価値観の尺度はこの現在にそのまま
あてはめてあれこれ言う事は控えなければならないと思う。
日本には日本の当時どうにもならない状況下に置かれていたということは
理解しなければならないし、かと言ってやはりもっと別の選ぶべき選択肢も
あったのではないか。・・・そんなことも考える。
いま言えるのはこれから同じような事が起こらないことを願うのと、この
激戦の跡地でいまは写真撮影に興じる多くのタイ人や観光客の楽しそうな姿が
今後も続いて行って欲しいという事である。
泰緬鉄道、戦場にかける橋で有名なこの駅。
学生時代に一度だけこの先の例の有名な橋は訪れたことが有る。
このカンチャナブリ駅の前、道を挟んで連合国軍兵士の外国人共同墓地と
合わせ、当時はなんとも複雑な気持ちでこの地を訪れたことを記憶している。
何のために敷かれた鉄路なのか、どういった歴史背景があるのか。
これがチャイナやコリアの史跡で有ればもっと強烈な反日のスポットになって
いただろう。
タイの場合はその点したたかで、物資輸送に使われた蒸気機関車や鉄路を
モチーフにしたグッズが溢れ、それで生計を立てているようところがこの
地にはある。
日本人の私としてはその点についていろいろと思う所はあるのであるが
どうもすっきりした気持ちでこの駅を訪れるということには今回もやはり
ならなかったのである。
既に70年、80年近い過去のことであり、全部が全部我が祖国に非が有ったとは
到底思えない。当時の時代背景、価値観の尺度はこの現在にそのまま
あてはめてあれこれ言う事は控えなければならないと思う。
日本には日本の当時どうにもならない状況下に置かれていたということは
理解しなければならないし、かと言ってやはりもっと別の選ぶべき選択肢も
あったのではないか。・・・そんなことも考える。
いま言えるのはこれから同じような事が起こらないことを願うのと、この
激戦の跡地でいまは写真撮影に興じる多くのタイ人や観光客の楽しそうな姿が
今後も続いて行って欲しいという事である。
by scolors2549
| 2017-12-17 15:28
| Rail Journeys
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